ファスティングするのは簡単で思い立てばその瞬間から始められます。
ファスティングそのものはそうなんですが、
まえもって準備しておきたいこと、やっておきたいことがあります。
冷蔵庫、食材の整理
まず、保管してある食材をチェックしましょう。
そのためにはファスティング期間で左右されます。
ファスティング日数、回復食期間などを考慮して
それらの食材の賞味期限を確認しましょう。
回復食に使えるものならばファスティング明け早々から
使えますが、そうでないもので回復食開けまでの賞味期限ならば
思い切って処分するか、それとも、ファスティングの開始時期を、
それらを食べきってからにするか、です。
高価な食材やめったに手に入らない希少なものの賞味期限が
間近に迫っていて判断を迫られるというのはつらいですよね。
私はこういう場合、ファスティング開始を遅らせます。
というよりも
「そろそろファスティングしようかな?」
と思い立った翌週から始めるとして
すぐに冷蔵庫の中をチェックするのと同時に
ぞれらを使い切るために買い足す食材だけをメモします。
買い物はそのメモの商品だけで
あとは、ファスティング開始日には冷蔵庫には
何もない状態にします。
(次に挙げるモノは別です)
酵素ドリンクの準備
数日間のファスティングでは食材を口にしませんので
栄養不足になります。
かつての僧侶の修行としての断食では
一切のものを口にしないというのが掟でした。
しかし、現在のファスティングは
ファスティング施設でも
胃腸を空っぽにしてデトックスすることを意識した
健康体質づくりが基本になっています。
ですので、固形物ではなく
胃腸にやさしい液状のもので
最低量で基本栄養素を補給することが主流となっています。
代表的なのは酵素ドリンクです。
とくに、杏林予防医学研究所所長 山田豊文先生が監修して作られた
MANA酵素がお薦めです。
一般社団法人分子整合医学美容食育協会推奨商品でもあります。
こちらは楽天市場やアマゾンでも購入できます。
1回 20ml~30mlが適当な目安です。
私は、空腹感を感じる、断食初日、2日目は5~6回服用します。
味は、比較的、おいしくて、市販されている液体の滋養強壮・栄養ドリンクの「原液?」と思ってしまうほど「濃い味」です。
濃さが気になる方は、水で半分薄めてその分回数を増やすというものいいかと思います。
ブドウ糖
人間に必要な三大栄養素、糖質、タンパク質、脂質のうち
タンパク質、脂質は不足しても短期的には障害は起こりませんが
血液中に糖質が不足すると、低血糖症を起こします。
風呂上がりにかるい立ちくらみなどがよくある症状で、
私も断食3日目、4日目くらいによく体験します。
この立ちくらみの原因になる低血糖症は
エネルギー源がブドウ糖からケトン体に変わる過程で起こるもので、
1日、2日経過すれば治まるものです。
でも、それまでの間に症状が激しく、倒れたり、ときには
車の運転中に意識を失ったりしては大変です。
そんなときに、血液中の糖を補充するのに即効性がある「ブドウ糖」を準備しておくとよいです。
ブドウ糖は、ドラッグストアなどで、
200円~300円程度と非常に安価で売られています。
形状は角砂糖のようで、個包装されていて20個前後入っています。
こちらは酵素ドリンクとちがって、低血糖の症状が出たときに
舌の上で溶かして体内に取り込むようにします。
非常食としてのチョコレート
いきなり断食、ファスティングに入ると
いつもの習慣で
おなかすいたよ~
いつものように、おなかいっぱいにしてよ~
と、胃が食べ物を要求してきます。
このとき、私は
「今は、断食という治療中だから」
と我慢します。
昼間は散歩やスポーツジムで気を紛らわせますが
我慢できないのが、就寝前の空腹感。
さすがにこのときは空腹感で寝付けるものではありません。
こんなどうやっても我慢できない空腹感にさいなまれたとき、
最後の手段として板チョコを一片、下の上で溶かして
液状にしてから飲み込むようにしています。
そして、さっさと寝るのです。
ファスティング、断食中の空腹感は
自分が健康に向かっている証として
我慢するのがいいのですが、
どうしても我慢できないときは、
このような非常手段として非常用に
チョコレートを準備しておくといいでしょう。
チョコレートは糖分が含まれていて
低血糖症を緩和してくれますし、
味があるので気分的にも「食事した」気分になります。
ですが、断食3日目、4日目あたりから
空腹感が薄れていきますので、
それ以降のチョコレートは控えるようにしましょう。
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