ファスティングは、準備期間と断食期間、回復食期間があり、
その3つの期間を合わせてファスティング期間と言います。
ファスティングは断食、小食、一日一食など、
胃腸の負担を軽減する行為をさすものと考えているからです。
ここでは、ファスティングのうち、食事、とくに固形物を摂らないことを断食とします。
ファスティング 前日まで
断食は今すぐにでもスタートすることができますが
一番つらいのは空腹感に襲われることではないでしょうか?
胃腸は食べ物が送られてこないと、
「あれ? 空っぽになったけどいいの?
いつものように、食べ物を送り込んでよ!」
と、食べ物を要求する信号を「空腹感」として私たちに知らせます。
しかし、そのまま何も食べ物を胃腸に送らないと
空っぽになった胃腸はそのまま活動を休止します。
これが断食、ファスティングの一番の目的であり
胃腸は休むことで対独排泄へとエネルギーを使えるようになります。
つまり、食べ物を取り込まれなくても胃腸は困りません。
つらいのは、胃腸から送られる空腹感に、
断食までに小食で準備
空腹感を和らげる方法があります。
それは断食突入までに「食事を減らす」「量を減らす」ことです。
そうして、徐々に空腹感になれることと、
胃腸が少量でも空腹感の信号を弱らせることです。
これは、胃腸にとってもいいことです。
とつぜん、食べ物が送り込まれなくなると
胃腸としても驚きます。
それまでずっと、消化活動にいそしんできたのに
ある日とつぜん、送り込まれなくなれば
何かあったんじゃないかと、
空腹感信号いつもより、強めになったりします。
しかもそれが長時間続いたり…。
ですので、徐々に少量、回数減していくことで
空腹感を和らげるようにすることが
断食、ファスティングを成功させることにつながるというわけです。
断食前日の夕食はかるめに
そういった意味でも、
断食開始前日の食事はいつもよりも軽めにしましょう。
消化によい食材の食事がお勧めです。
私は、断食前日は、野菜中心の食事で
とくに大豆、ごまが含まれた食事を心がけています。
大豆では、納豆や豆腐といったおかずを必ず入れます。
ごまは、サラダにごまをふりかけます。
その量は半端ないようで、一緒の人がおどろいて、思わず
「えっ、まだかけるの? 大丈夫?」
と、ほとんど全員が言うほど掛けます。
アルコールはNG
日頃の過度のアルコール摂取はよくありませんが、
とくに、断食前日のアルコールは、
少量であってもお勧めしません。
断食だと何も食べられないでしょう?
一週間、禁欲生活なんでしょう?
と、なにかと勘違いした同席者が
ビールを勧めてきたり、お酒を勧めてきたりしますが
これは、なんとしてでも辞退しましょう。
私は、断食ファスティングを
「治療」「リハビリ」と捉えています。
体質改善、健康体質づくりをするのですから
その目的に思いをはせれば強い意志を持って辞退するのが当然でしょう。
就寝は早めに
前日の就寝は早めにすることをお勧めします。
私の場合、ファスティング施設では
断食初日の夕方から強烈な睡魔に襲われます。
2日目は、11時間睡眠、3日目は9時間睡眠でした。
やすらぎの里の大沢剛先生にそのことを話すと
「身体が眠ることを欲していたんですね」
とのお答えでした。
断食をすると、最初の好転反応として
一番痛んでいるところが症状として出るようです。
私の場合、睡眠が取れていなかったんですね。
日頃、睡眠時間はきちんと取れている思っていましたが
胃腸を休めながらの睡眠が必要だったようです。
このように、断食期間に入ると
身体が求めていることが症状として現れてきます。
対応できるものは前日までにしておくのがいいです。
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